インストールしたいパッケージが標準のリポジトリになくて苦汁をなめたという人は少なくないと思います。そんなとき便利なのが、サードパーティリポジトリ、いわゆる野良リポジトリです。これを yum に追加することで、yum の利用価値が格段に上がります。
今回は、たくさんの有用なソフトウェアやパッケージを提供している RPMforge リポジトリを追加しようと思います。
便利なことに、リポジトリを自動で追加してくれる rpm パッケージが提供されているので、ダウンロードしてインストールします。
[root@host bin]# wget http://dag.wieers.com/rpm/packages/rpmforge-release/rpmforge-release-0.3.6-1.el5.rf.x86_64.rpm [root@host bin]# rpm -Uvh rpmforge-release-0.3.6-1.el5.rf.x86_64.rpm
ちなみに、i386 アーキテクチャを使っている人はこっち。
[root@host bin]# wget http://dag.wieers.com/rpm/packages/rpmforge-release/rpmforge-release-0.3.6-1.el5.rf.i386.rpm [root@host bin]# rpm -Uvh rpmforge-release-0.3.6-1.el5.rf.i386.rpm
標準のリポジトリにパッケージが見つからないときのみ利用したいので、デフォルトでは有効にならないように yum の設定ファイルを編集します。
[root@host bin]# vi /etc/yum.repos.d/rpmforge.repo
以下が編集内容。
enabled = 1 ↓ enabled = 0
ちなみに yum の実行時に有効にする場合は、yum のインストールオプションに「--enablerepo=rpmforge」を付加すれば OK。
次に rpm の署名を検証するためのキーをインポートします。
[root@host bin]# rpm --import http://dag.wieers.com/rpm/packages/RPM-GPG-KEY.dag.txt
一例として、RPMforge から Crypt::DSA をインストールする場合には、以下のコマンドを実行します。
[root@host bin]# yum --enablerepo=rpmforge install perl-Crypt-DSA
依存関係も解決してくれるので、大変便利です。以前 cpan2rpm でのモジュールのインストールを行いましたが、こっちだけで事足りるかも...
ちなみに、自分がやったときには出ませんでしたが、初回のインストール時のみ、以下のメッセージが出てパッケージ認証用のキーをインストールするか聞かれる場合があるようです。その際には「y」を入力して Enter キーを押し、インポートを行ってください。
Importing GPG key 0x6B8D79E6 "Dag Wieers (Dag Apt Repository v1.0) <dag@wieers.com>" Is this ok [y/N]: y
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