2020 年から始まった新型コロナウイルスの脅威は 1 年半以上経過した現在も続いています。
4 回目の緊急事態宣言が解除され、感染者数は全国で 968 人(東京都 161 人)と、急激に減少しつつあります。
しかし、新型コロナウイルスの脅威がこれで完全に終息するとは思えません。
2021/9/22 時点の WHO の発表によると、懸念される変異株(VOC)、注目すべき変異株(VOI)は以下の通りです。
【懸念される変異株(VOC)】
- アルファ株(イギリス)
- ベータ株(南アフリカ)
- ガンマ株(ブラジル)
- デルタ株(インド)
【注目すべき変異株(VOI)】
- ラムダ株(ペルー)
- ミュー株(コロンビア)
現在日本ではデルタ株が蔓延していますが、ワクチンが効きにくいラムダ株やミュー株も見つかっています。
日本では水際対策も脆弱で、国外からのウイルス流入を食い止めることはまず不可能です。
緊急事態宣言が解除されたことで、今後経済活動が活発になることはよいことですが、感染者数の減少やワクチン接種により「もう以前の生活に戻しても大丈夫」と早合点してしまう人が多く出てくるでしょう。
物流など、どうしても人と接触しないといけない職種はあります。
しかしそれと関係なく「仕事は対面が一番」と考える古くさい人間は結構います。
確かに 5G すらまともに使えない今のネットワークインフラや VR 技術の広まりの遅さを考えると、今は対面の方が温度感がわかるなどのメリットがあることは確かです。
だからといって、今の状況で以前と同じ対面を軸としたライフスタイルに戻すことは危険極まりない愚行です。
もう自分がどうこうということではなく、周りにいる大切な人に感染させ、場合によってはその命が脅かされることだけは避けなくてはなりません。
日本はちょうど政治的にも転換期で自民党総裁が替わり、おそらく次の総理大臣になることでしょう。
正直コロナ対策は誰がやってもあまり変わらないでしょうし、批判が収まることもないと思います。
東京オリンピック開催中に新たな変異株が見つかっても公表せず、日本年金機構の不祥事などさまざまな問題により政府(というか政治自体)への不信感が拭えない中、ワクチンパスポートという手段でマイナンバーカードの普及率を伸ばし、銀行口座と紐付け、国民の金の流れをつかみ、さらに国民から税金を徴収できないか考えているようでは、政府が国民の理解を得られる機会は永遠に来ないでしょうね。
財務省は公文書を改ざんするし、厚労省は統計不正しているし、もう何を信じたらしいのかわからない世の中です。
ワクチンについても、接種後に死亡した人は 2021/8/8 時点の厚労省の発表では 1002 人で(これも正直あまり信用していませんが...)、驚くべきことにワクチン接種が原因と認められた事例は 1 件もありません。
ワクチン接種後というのがあいまいなので、ワクチンと関係ないケースも多々あるでしょう。
しかし、因果関係が認められるケースも必ずあるはずです。(ひとつもないという方が不自然です)
アメリカ CDC も死亡事例とワクチン接種の因果関係は認められないと発表しているので、日本としてはこれに合わせているのでしょうが、結果を見るに、因果関係について日本がまともな調査をしていないことは明白でしょう。
...ちょっと話が違う方向に進み出したので軌道修正w
とにかく、今信じられるのは自分自身と特に近しい人だけです。
人の考えは千差万別なので、(政府は別として)ほかの人が新型コロナの脅威をどのように考えていても特に批判することはしません。
ただ、自分の大切な人を守るためにはどのような行動が適切か、常に考えながら生きていくことが今とても大事なことだと心に留め置いてほしいものです。
これから冬になりウイルスが活動しやすくなります。
緊急事態宣言の解除などで人流が多くなり、感染者減少やワクチン接種による慢心も重なり、第 6 波は確実に襲来します。
それどころか、第 7 波やそれ以降の感染急拡大も十分あり得ます。
現時点で 3 回目のブースター接種が全国民の 7 割に到達していれば、おそらく第 6 波は防げたと個人的には思います。
しかしそんなことは現実的に不可能ですし、そもそも日本はワクチンの開発だけでなく、海外メーカーからの確保にも後れをとっているので、新型コロナの脅威は来年も続きそうです。
希望もあります。
変異株に対応したワクチンが開発中ですし、治療薬の開発も急がれています。
これらが世界中の人に行き渡ったとき、ようやく人類は新型コロナの脅威から解放されるでしょう。
いつか新型コロナに変わる新たなウイルスが人類を襲うかもしれませんが、今回のことで人類が多くのことを学び、次の脅威への対策の糧になることを強く望みます。
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