待望の iPhone 新モデルの発売です。
今持っているのは Android 端末で、本体 ROM が 2GB しかないという端末メーカーの実装に嫌気が差していたので、新 iPhone はすごく待ち望んでいました。
ただ、自分としてはデザインが格好良くなくちょっと残念。
とはいえ今更 5s を買うのもどうかと思うので、とりあえず仕様や料金を見つつ、実際に触ってみて購入機種を選定する予定です。
ということで、とりあえず主な仕様一覧です。参考として 5s と iPad mini Retina も列挙しています。
Apple の公式サイトや Engadget を参考にし、非公開のバッテリー容量とメモリは iFixit(iPhone 6、iPhone 6 Plus)の情報を参考にしています。
気になる仕様だけ載せているので、それ以外の仕様については公式サイトなどをご確認ください。
iPhone 5s | iPhone 6 | iPhone 6 Plus | iPad mini Retina | |
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出荷時 OS | iOS 7 | iOS 8 | iOS 8 | iOS 7 |
プロセッサ | A7 + M7 | A8 + M8 | A8 + M8 | A7 + M7 |
メモリ | 1 GB | 1 GB | 1 GB | 1 GB |
ディスプレイ |
4.0 インチ Retina 1136 x 640 px 326 ppi コントラスト比 800:1 最大輝度 500 cd/m2 |
4.7 インチ Retina HD 1334 x 750 px 326 ppi コントラスト比 1400:1 最大輝度 500 cd/m2 |
5.5 インチ Retina HD 1920 x 1080 px 401 ppi コントラスト比 1300:1 最大輝度 500 cd/m2 |
7.9 インチ Retina 2048 x 1536 px 326 ppi コントラスト比 1300:1 最大輝度 500 cd/m2 |
ストレージ | 16/32/64 GB | 16/64/128 GB | 16/64/128 GB | 16/32/64/128 GB |
前面カメラ |
F2.4 写真 120 万画素 動画 720p HD 写真の自動 HDR 顔検出 |
F2.2 写真 120 万画素 動画 720p HD 写真の自動 HDR 顔検出 |
F2.2 写真 120 万画素 動画 720p HD 写真の自動 HDR 顔検出 |
F2.4 写真 120 万画素 動画 720p HD 写真の自動 HDR 顔検出 |
背面カメラ |
F2.2 写真 800 万画素 動画 1080p(30 fps) スローモーション 120fps オートフォーカス 手ぶれ補正 デジタル 3 倍ズーム 動画撮影中の写真撮影 |
F2.2 写真 800 万画素 動画 1080p(30/60 fps) スローモーション 120/240 fps オートフォーカス 手ぶれ補正 デジタル 3 倍ズーム 動画撮影中の写真撮影 |
F2.2 写真 800 万画素 動画 1080p(30/60 fps) スローモーション 120/240 fps オートフォーカス 手ぶれ補正 デジタル 3 倍ズーム 動画撮影中の写真撮影 光学手ぶれ補正 |
F2.4 写真 500 万画素 動画 1080p(30 fps) オートフォーカス 手ぶれ補正 デジタル 3 倍ズーム |
VoLTE | 対応 | 対応 | 対応 | 非対応 |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n | 802.11 a/b/g/n/ac | 802.11 a/b/g/n/ac | 802.11 a/b/g/n |
Bluetooth | 4.0 | 4.0 | 4.0 | 4.0 |
NFC | なし | あり | あり | なし |
Touch ID | あり | あり | あり | なし |
本体色 | スペースグレイ/ゴールド/シルバー | スペースグレイ/ゴールド/シルバー | スペースグレイ/ゴールド/シルバー | スペースグレイ/シルバー |
重量 | 112g | 129g | 172g | 331g/341g(+Cellular) |
サイズ(縦 x 横 x 厚さ) | 123.8 x 58.6 x 7.6 mm | 138.1 x 67.0 x 6.9 mm | 158.1 x 77.8 x 7.1 mm | 200.0 x 134.7 x 7.5 mm |
バッテリー | 1560 mAh | 1810 mAh | 2915 mAh | 6471 mAh |
最大駆動時間 |
連続通話(3G): 10 時間 連続待受: 250 時間 インターネット利用: ビデオ再生: 10 時間 オーディオ再生: 40 時間 |
連続通話(3G): 14 時間 連続待受: 250 時間(10 日間) インターネット利用: ビデオ再生: 11 時間 オーディオ再生: 50 時間 |
連続通話(3G): 24 時間 連続待受時間: 384 時間(16 日間) インターネット利用: ビデオ再生: 14 時間 オーディオ再生: 80 時間 |
インターネット利用: ビデオ再生: 10 時間 オーディオ再生: 10 時間 |
税別価格(SIM フリー版) |
16GB 5万7800円 32GB 6万2800円 |
16GB 6万7800円 64GB 7万9800円 128GB 8万9800円 |
16GB 7万9800円 64GB 8万9800円 128GB 9万9800円 |
Wi-Fi モデル Wi-Fi + Cellular モデル |
■ iPhone 6 と Plus の主な違い
- 本体サイズ(Plus の片手持ちは厳しい)
- 画面解像度(Plus はフル HD 対応)
- バッテリー容量(iPhone 6 は 1810 mAh、Plus は 2915 mAh)
- 光学手ぶれ補正(Plus のみ)
- ランドスケープモード(Plus のみ、iPad/iPad mini のような横表示が可能)
Plus の片手持ちは厳しいと書きましたが、その理由は主にフリック入力です。
最近の Android 端末は 5 インチ超が主流ですが、フリック入力画面を左右のどちらかに寄せることができます。
一方 iPhone では、フリック入力画面を左右に寄せることはできず、画面サイズに応じて拡大表示されるのです。
この仕様は縦表示だけで、横表示の場合は寄せられるようですが、そもそも横表示時は両手で持つのが普通です。
縦表示で寄せることができない状態では、片手フリック入力は実質できないと思った方がよいでしょう。
しかし、いろいろ考えた結果、片手持ちにこだわる必要はないと思い始めました。
確かに片手持ちは楽ですが、自分の場合、片手で操作しているときも、もう一方の手は空いているので、片手持ちが必須ということではありません。
片手持ちが必須なのは、スマホを操作するとき、常にもう一方の手で何かする必要がある人ということになります。
まあスマホを見ながら飯を食べるときなんかは片手持ちになりますが、iPhone 6 からはダブルタップ機能で画面を下げられるので、文字さえ打たなければ片手でも大まかな操作はできると思います。
あとは慣れの問題ですね。
心配な点としては、現時点で iPhone6 も Plus もバッテリーの減りが早いこと。
結構多くの人がレビューをしているので、勘違いということではなさそうです。
iOS8 が原因という説が有力ですが、何にせよせっかく Plus でバッテリー容量が増えたのにこれでは意味がありません...
まあ iOS がバージョンアップする度に取り沙汰される問題のようなので、早めの対応に期待したいところです。
自分が今考えているのは、iPhone 6(電話)+ iPad mini Retina(ゲーム、ウェブ、電子書籍)にするか、iPhone 6 Plus ひとつにすべて任せるか、ということです。
iPhone 6 が電話だけってのはちょっともったいない気もしますが、バッテリーの高速減少問題がある現状においては、電話用端末にあまり負荷をかけたくありません。
とはいえコスト面や持ち運びを考えると、なかなか簡単に決められませんね...
■ メリットとデメリット - iPhone 6 Plus vs. iPhone 6 + iPad mini Retina
iPhone 6 Plus の場合
メリット
- 端末が 1 つなので持ち運びが楽
デメリット
- どうしても電話用にバッテリーを残さないといけないので思い切り使うことができない
- バッテリーチャージャーはほぼ必須
- ズボンに端末を入れたときにかさばる(というか壊れないか心配)
iPhone 6 + iPad mini Retina の場合
メリット
- 端末が別なので、バッテリーを気にせず iPad mini Retina で遊べる
デメリット
- 端末を 2 つ購入するためコストがかかる(端末代、通信費とも)
- 持ち運びが大変(2 つの端末以外にも、場合によっては WiMAX ルーターやバッテリーチャージャーも持ち運ぶ必要がある)
- iPhone 6 Plus の機能が利用できない
自分はドコモなので、2 台持ちにしたときの価格を出してみます。
キャリア版でないと月々サポートを受けられないようなので、残念ですが今回はキャリア版をベースに換算します。
■料金
iPhone 6 Plus
- 端末代: 9万9792円(128 GB)
- 月々の通信費: 5040円(2 年後は 7200円)
2700円(カケホーダイプラン) + 300円(SPモード) + 5000円(データMパック 5GB) - 800円(ずっとドコモ割) - 2160円(端末代の月々サポート) - 2 年間の月々支払総額: 9198円
iPhone 6 + iPad mini Retina
- 端末代: 合計 17万6472円
8万6832円(64 GB iPhone 6) + 8万9640円(128GB iPad mini Retina Wi-Fi + Cellular モデル) - 月々の通信費: 合計 4543円(2 年後は 9700円)
iPhone 6: 小計 4608円(2 年後は 7200円)
2700円(カケホーダイプラン) + 300円(SPモード) + 5000円(データMパック 5GB) - 800円(ずっとドコモ割) - 2592円(端末代の月々サポート)
iPad mini Retina: 小計 -65円
1700円(データプラン) + 300円(SPモード) + 500円(シェアオプション) - 2565円(端末代の月々サポート) - 2 年間の月々支払総額: 11896円
iPhone 6 + iPad mini Retina(SIM フリー版)
- 端末代: 合計 16万8632円
8万6832円(64 GB iPhone 6) + 8万1800円(128GB iPad mini Retina Wi-Fi + Cellular モデル) - 月々の通信費: 合計 7108円(2 年後は 9700円)
iPhone 6: 小計 4608円(2 年後は 7200円)
2700円(カケホーダイプラン) + 300円(SPモード) + 5000円(データMパック 5GB) - 800円(ずっとドコモ割) - 2592円(端末代の月々サポート)
iPad mini Retina: 小計 2500円
1700円(データプラン) + 300円(SPモード) + 500円(シェアオプション) - 2 年間の月々支払総額: 14132円 ※ SIM フリー版 iPad mini Retina の購入額も 24 分割して計算
iPhone 6 + iPad mini Retina(SIM フリー版)※テザリング使用
- 端末代: 合計 16万8632円
8万6832円(64 GB iPhone 6) + 8万1800円(128GB iPad mini Retina Wi-Fi + Cellular モデル) - 月々の通信費: 4608円(2 年後は 7200円)
2700円(カケホーダイプラン) + 300円(SPモード) + 5000円(データMパック 5GB) - 800円(ずっとドコモ割) - 2592円(端末代の月々サポート) - 2 年間の月々支払総額: 11634円 ※ SIM フリー版 iPad mini Retina の購入額も 24 分割して計算
iPhone 6 + iPad mini Retina(SIM フリー版) + WiMAX2(or Y!mobile)ルーター
- 端末代: 合計 16万8632円
8万6832円(64 GB iPhone 6) + 8万1800円(128GB iPad mini Retina Wi-Fi + Cellular モデル) + 0円(WiMAX2 or Y!mobile ルーター) - 月々の通信費: 合計 7004円(2 年後は 9596円)
iPhone 6: 小計 3308円(2 年後は 5900円)
2700円(カケホーダイプラン) + 300円(SPモード) + 3500円(データSパック 2GB) - 600円(ずっとドコモ割) - 2592円(端末代の月々サポート)
iPad mini Retina: 小計 0円
WiMAX2(or Y!mobile): 小計 3696円 ※ 2 年契約時 - 2 年間の月々支払総額: 14030円 ※ SIM フリー版 iPad mini Retina の購入額も 24 分割して計算
やはり月々サポートの効果は絶大ですね...本当は SIM フリー版が欲しいのに。
まあ総務省の SIM フリー義務化が施行されたらまた変わるでしょうけど。
これでとりあえず選別条件の洗い出しはできたと思います。
あとは実際に触ってみてどうかというところですね。
2014.10.4 追記
その後、2 つの問題が浮上しました。(ちなみに iOS 8 にもいろいろ致命的なバグがありますが無視しますw)
まずは 1 つめ。iPhone 6(特に Plus)は強度が弱く、ズボンのポケットなどに入れておくと曲がってしまいやすいらしい。
Apple は端末の弱さについて非常にまれなケースとしており、報告があった事例は発売後 6 日間で 9 件としている。
6 日間での累計なので、おそらくその後も事例の報告はあるのだろうけど、それを発表しないということはやはり Apple にとって都合が悪い情報だからと推測してしまいますね。
2 つめは、Plus のみで発生する問題。Plus の大画面に対応したアプリがないということ。
せっかくの大画面なのに、アプリ側が対応していないと単純に画面が引き伸ばされるだけなので、表示される情報量が同じ。
つまり、らくらくフォンのような文字の大きい画面になるということ。
まあこれは Plus 本体の問題と言うより、新しい製品の画面解像度にアプリ側の対応が追いついていないということなので、アプリ制作者にがんばってもらうしかないでしょうね。
多くのアプリが対応を完了するまでにはもう少し時間がかかりそうなので、この点を気に入らないという人は 6s まで待ってもいいかもしれません。
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